こんにちは、篠原です。
7月12~13日におこなった「チャレンジの現場」の報告をします。
「チャレンジの現場」は
・やりそうでやらない
・広島では機会に恵まれない
・専門的な知識が必要
だったりして、普段なかなか体験できないことにみんなで果敢に挑戦する会員限定企画です。
今回の舞台は東広島市にある福富。みなさん、福富町ってご存知ですか?
ことの発端は昨年5月ごろ。
事務局の重本くんと僕が、高校の大先輩である女性と、サマースクールについての話をしていたとき、突然先輩の携帯に電話が。
電話の相手は、どうやら福富町の町おこしグループ「デ・べっその会」の方。
先輩曰く「福富町で子どもたち相手に田舎体験をしようと思っていて、誰か紹介してくれないか」とのこと。
早速電話を代わっていただき、福富町に足を運ぶことになりました。
待ち合わせ場所は福富にあるレストラン「サンサーラ」。
洋風の、素敵な建物です。
こちらの店主、難波さんが「デ・べっその会」メンバーで、電話をしてくださったようです。
話を聞いていると、難波さんの娘さんと息子さんは青少年協会がおこなっていた70年代のサマースクール「ぼくらの町」に参加していたこということがわかりました!何たる偶然!
その後も数度「デ・べっその会」メンバーとの話し合いをおこない、今回のチャレンジの現場は実現しました。
さて、今回の現場についてです。
今回の要綱はこちら!(クリックで拡大)
7月12日
電車で西高屋駅へ。
今回初めて参加する子もいましたが、電車の中ですっかり仲良しに。安心しました。
最初のプログラムは、「きこりや」さんで木工体験。
専門的な工具を使って、本格的ですね!
木工の得意な木村先生、小浪リーダーは大活躍だったとか。
満足がいくものができたようで何よりです。
木工体験の次はBBQ!
さて早速、檜山先生直伝の技で火起こしだ!
みんなでおむすびを作ったり…
肉を焼いたり…
楽しいBBQでしたね!
なお、BBQの野菜は「デ・べっその会」のメンバーの方が提供してくださいました。
新鮮な野菜で、美味しかったです!
食後は、暗くなるまで、思い思いの時間を過ごしました。
暗くなってからは、今回のメインプログラムでの一つである、長円寺での天体観測へ。
長円寺には、浄土真宗僧侶でもあり、元国立天文台台長もつとめられた、観山正見さんがいらっしゃいます。
今回は「デ・べっその会」の方の紹介により、お話を聞かせていただけることに!
(今回現場に行くにあたり、筑波大学で宇宙物理を研究している藤田リーダーに、「福富町に星見に行くんだ~」って言ったら、「まさか、観山さんのとこに行くの!?」ととても羨ましがっていました。その道では、超有名人だそうです。)
15分程度歩いて、長円寺に到着。素敵な雰囲気です。
「Mitaka」という国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクトが開発した特殊なソフトを使って、様々な宇宙の話をしてくださいました。
子どもだけでなく、リーダーも大はしゃぎ。とても楽しい内容でした。
終わった後の質問タイムでは、詰め寄るように子どもたちは質問していました。
宇宙が誕生したときは水素ばっかりだった…という話に対し、
「じゃあ、物質はいつ、どうやってできたの?」
などなど、感心するような質問を小学生がしていました。
小さいうちからこういった体験をして、学問への扉を開くことはとても大事だな、
この話を聞かせてあげられただけでも、ここに来た甲斐はあったね、
と小浪リーダーと二人でしみじみしました。
何事もチャレンジが大事ですね。
その後は、部屋でのんびり。
宿泊場所は宮郷ふれあいプラザ、というところで、綺麗で快適なところでしたが、唯一の難点は風呂が狭いこと。
しかし、上原リーダーと高見リーダーが、風呂リーダーとしてすさまじい効率で子どもを入浴させていました。
流石青少年協会が誇る最強ペア。格が違いますね。
7月13日
お世話になった「デ・べっその会」の方々とはここでお別れ。
今回の現場では、裏方として、車を出していただいたり、色々と荷物の準備をしていただいたり…。
「デ・べっその会」の皆さんがおられたからこそ、できた企画でした。
本当にありがとうございました!
さて、一行は貸し切りバスで福富町の名所めぐり。
上ノ原牧場「カドーレ」へ。
ここは知る人ぞ知る広島の名所。
とても美味しいジェラートやチーズケーキが食べられます。
牧場が併設されているので、エサやり体験もできます。
梅雨時期で雨が心配されていて、現に1泊2日の間、雨も降ったのですが、
屋外に出るプログラムのときは全然雨が降りませんでした。
檜山先生や木村充先生の日ごろの行いがいいのでしょうか。
そんなこんなで、楽しかった1泊2日もおしまい。
八本松駅から電車で帰ります。
切符はもちろん自分で買って、自分で管理。チャレンジの現場ですから。
--------------------------------------
というわけで、7月のチャレンジの現場の報告を終わります。
子どもたちをハノーバーに連れていったときも強く思ったのですが、行った先で、受け入れてくれる方々が居てくれるのは、大変いいものです。今回の現場も、「デ・べっその会」の皆さんを中心として、地元の方の協力があればこそ良いものができたと思います。
亡くなられた林先生が、ハノーバーとの二都市間交流の素晴らしいところは、向こうで待ってくれている人たちがいることだ。それは普通の旅行とか、一過性のイベントでは味わうことができない。長い交流の歴史があるからこそ、できることだ。とよくおっしゃっていたのを思い出します。
出会い、ふれあい、再会、なんてキャッチコピーで、国際交流をしていたなぁ、なんてことを思いながら、福富町から帰ってきました。ドイツと東広島じゃ、距離は違いますけどね。
次回のチャレンジの現場は9月!お楽しみに!
Twitterでフォローしよう
Follow IYAHstaff