こんにちは!

広島大学教育学部1年の大川内彩花です。

今回は、830()に開催された「グループ活動特別編!昔話裁判にチャレンジ」について報告します。

 

「昔話裁判」とは、誰もが知っている昔話の登場人物が裁判にかけられたら…?というテーマのもと、ちょっと不思議な裁判について議論していくというものです。

 

参加してくれたみなさんには、グループに分かれ「裁判員」として、有罪なのか、それとも無罪なのかを決定してもらいました。

 

今回の「昔話裁判」の特徴は、ディベートではないので、意見が変わってもOK!自分の意見を分かりやすく伝える、相手の意見もきちんと聞く、ということが大切でした👀

 

今回の昔話裁判で話し合ったのは…

「赤ずきん裁判」です。

参加者のみなさんは、裁判の前にこの「赤ずきん裁判」の動画をみて、自分の立場を決めていきました。

 

おばあちゃんの家を訪れた赤ずきんは、狼に食べられてしまいます。猟師に助けられた赤ずきんは、「恐怖のあまり」狼のお腹にたくさんの石を詰めて殺害してしまいました。

 

この出来事に対して、

弁護側(赤ずきんは無罪だと主張する立場)は、

「赤ずきんは、想像を絶する死の恐怖の中で、心神喪失(しんしんそうしつ)状態になってしまい狼を殺害してしまった。だから、無罪だ!」と訴えます。

 

対する検察側(赤ずきんは有罪だと主張する立場)は、

「敢えて石を詰めるという方法で殺害することで、『心神喪失っぽく』振る舞い、無罪になろうとしているだけではないか? 赤ずきんは有罪だ!」と主張します。

 

 

…ん?シンシンソウシツ?

 

と、はてなマークが頭いっぱいに広がりそうですね(T_T)

 

話し合いに進む前に、リーダーが可愛いスライドでとっても分かりやすく説明してくれました🌟


 もしも、赤ちゃんが機械のスイッチを押してしまい、他の人が怪我をしてしまっても、その赤ちゃんは罪には問われません。赤ちゃんは、したらいけないことがわからないので、なぜ自分が罰せられているのか反省しようがないからです💧

 

このように、自分の行動の良い・悪いの判断ができない状態を心神喪失といいます。このときに罪を犯してしまっても無罪になります。

 

 つまり、今回の一番の争点は、「赤ずきんは心神喪失状態で狼を殺害してしまったのか?はたまた、心神喪失のふりをしているだけなのか?」になりました。

 

裁判の中では、1つ1つの証拠に対して、有罪側・無罪側それぞれが自分たちの立場に沿った主張をします。

無罪側の主張に「なるほど!」と思っても、有罪側の主張に「確かに…」と思ったり、またその逆もあったり…と、頭を悩ませました。

 

自分の意見が決まっても、なんとなくモヤモヤした感じが残りました💦

 

モヤモヤを抱えたまま… いよいよグループに分かれて、開廷です!!

 

 自己紹介 

名前に加えてそれぞれの好きな昔話も発表してもらいました。

ちなみに、私は海が好きなので、「人魚姫」が小さい頃から大好きです!

あるリーダーは「こぶとりじいさんが好き!コブを取り合うなんてロックだよね~!」と言ってくれました笑

 

 話し合いタイム 

自分の意見を発表して、他の人の意見も聞きました。

自分の意見とどんなところが同じなのか、違うのか、質問したいところは?とたくさん考えました。

「私は、こう考えたんだけど、〇〇裁判員はどうですか?」といった発言や、

「□□裁判員の、この証拠の考え方が自分と違うので、もう少し詳しく教えて下さい!」といった声がたくさんありました。

 

自分の意見を伝えつつ相手の意見もしっかり聞くことができていて、とっても素晴らしかったです🌟

 

「違う立場の人の意見を聞いて、自分の意見があっているのか迷っています」と答えてくれた人もいました。話し合い前の自分の中にはなかった考え方を知って、少しずつ意見が変わったそうです。

相手に納得してもらえるように話ができたこと、それを聞いて相手の意見を受け入れることができたこと、どちらも本当に素敵です👏

 

 オンラインではオフラインよりも相手の反応を感じづらい、という難点があります。

今回はZoom反応ボタン機能を使ってみたり、大きくうなずいたり、時には拍手をしたりして、みんなで話しやすい雰囲気作りをすることができました。

今の時代ならではのコミュニケーション力ですね🌟

 

 

 

 判決 

話し合ったことを基に、いよいよ判決を出します。

有罪か?はたまた無罪か?どちらになるでしょうか??

赤ずきんが、近くに落ちていたナイフを使わず、石を詰めて殺害したことについて話し合ったグループ、

おばあちゃんの家の鍵を赤ずきんが狼に渡したのか?それとも狼に取られたのか?と話し合ったグループ、

と話し合いのために選んだ証拠も、判決もそれぞれ違っていました。

 

同じような証拠でも、あるグループでは有罪の証拠になっているのに、別のグループでは無罪の証拠になっていることもありました!みんなで真剣に話し合ったからこそいろんな捉え方が出てきたのだろうと思います。

 

参加してくれたみなさん、お疲れ様でした!

 

 

 

 

今回の企画では、

「自分の意見に固執しすぎず、多角的な視点で物事を見ること」

「主体性をもって自分の意見を相手に伝えようとすること」

を体験するきっかけになればいいな、と思って準備をしました。

 

有罪側・無罪側に分かれて話し合うことで、一つの物事や証拠についていろんな角度から見ること自分にはなかった考え方や捉え方を知ることができたのではないでしょうか。

また、相手に自分の考えを分かりやすく伝え、相手の意見も受け入れつつ話し合いを進めていくという経験にもなったと思います。

 

 

裁判後に感想を聞くと、みんな口々に「難しかった…いっぱい考えた…!」と言ってくれました。

相手がどんな考えで、行動・主張をしているのか。その人に対して自分の考えを伝えるにはどうしたら良いのか。これらのことを考えるのはとても難しいことだと思います。年齢に関係なく、誰かと一緒に生活していくためにいつまでも考えていかなければならないことなのだろうな、と思いました。

 

参加してくれた会員のみんなも、もちろんリーダーも、「考える・聞く・伝える」ということに真剣に向き合った有意義なグループ活動でした。

めでたし、めでたし(^^)

 

 

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