こんにちは!

大阪大学人間科学部1年生の中原奏です!

今日は私が研修を受けて学んだことについて報告したいと思います!

 

ところで、皆さんはリーダーシップにどのようなイメージを持っていますか?

 

・チームで指名された人だけが発揮するもの

・才能やカリスマ性が必要

・メンバーの前に立って引っ張っていく存在

 

多くの人がこのようなイメージを抱いていると思います。

ですが、研修の中でこれらは「誤解だ」と指摘されました!

 

私たちは日々目まぐるしく変化する激動の時代に生きています。

これからは価値観が多様化し、VUCA(Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguityの頭文字をとったもの)と呼ばれる、不安定、不確実、複雑で曖昧な社会が訪れます。

 

そのような時代では、集団のメンバーは一人ひとりが状況を判断し最善策を実行することが求められるということでした。

 

つまり全員がリーダーシップを発揮することが重要になります。

「自分には無理だ」と思いがちですが

リーダーシップは性格ではなく行動が重要で、リーダーシップ行動は習得可能なものなのだそうです。

必ずしもメンバーを率いていくだけでなく、さりげない気遣いをして集団を元気づけることも大切なリーダーシップということですね。

 

つまり全員がリーダーシップを発揮するとはチームの一人ひとりがチームに対して良い影響を与え合うことだとも言えます。

 

リーダーシップの発揮の仕方も様々で、前に立って率いていく人、裏から支える人、メンバーそれぞれの強みを生かしたリーダーシップの発揮の仕方があるようです。

 

「リーダーシップの発揮の仕方は人それぞれ」なら自分のリーダーシップとはなんだろう?自分のリーダーシップの発揮の仕方をどうやって見つければいいんだろう?と思いますよね。

 

そこで重要なのが経験学習です!

 

経験学習は以下の4つの手順に従って行われます。

①実際にチーム活動を通してリーダーシップ活動を経験する

②客観的に振り返る

③経験を意味づけし、仮説を立て、持論化する

④次のリーダーシップ行動目標を立てる

この経験学習で重要なのが経験の質と経験の吸収率だそうです。

少し背伸びが必要なレベルの経験をすることで経験の質を高めることができ、

経験したことを客観的に振り返ることで経験から学ぶことを増やすことができ、吸収率を高めることができます。

研修ではまず「子ども会員の参加率を2倍に増やすにはどうすればよいか?」という題材でグループワークを行い、リーダーシップ持論を考えました。

このワークで私は、IYAHでの活動を振り返りながら、

先頭に立ってチームを率いていくことより客観的に物事を見る方が得意であると気づきました。

 

そこで私は「場を冷静に見て、ついていけていない人やつまらなさそうにしている人に対して声掛けを行う」ことが私に発揮できるリーダーシップであるという持論を立てました。

 

その持論に基づいて「自分の意見を持ちきちんと発信しつつ、常に冷静に周囲を観察する」というワークの中で持論を実践するための具体的な目標を立てました。

 

ワークが終わると目標が何%達成できたかを評価しました。私は自分の意見を伝え、冷静でいることはできましたが、先輩に対して遠慮してしまい主体的に議論に参加することができなかったため、70%だと評価しました。

 

ワークを行っての反省を踏まえ、2度目は「子ども会員の数を2倍に増やすためにはどうすればよいか?」という題材でグループワークを行いました。

 

1度目のワークを行い、私は「チームを上手く働かせるには自分の立場を客観的に把握し、臨機応変に行動すること、雰囲気を良くすることが重要である」と考えるようになりました。

 

そこで私は2度目のワークの実践目標を「相槌や笑顔を意識しながら、なるべく多くの人と話す」としました。

 

ワークの後は1度目と同じように振り返りを行いました。

後輩としての立場を意識しすぎることなくクリティカルな意見も出しつつ楽しく議論を行うことができたため、80%達成できたと評価しました。

 

チームに十分に良い影響を与えることはできなかったため、これからもグループで活動する際には目標を意識して、100%達成できたと言えるようにがんばります!

 

 

このようにして、経験の質と吸収率を意識して良質な経験学習のサイクルを回していくことで、実践的に自らのリーダーシップを考え、リーダーシップ持論を鍛えていくことができるのだと学びました。

 

これからの社会で求められる能力を身につけていくために重要なリーダーシップ。

グループで活動するときに意識して取り組んでいきたいです!

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