2020年度第3回研修 報告
こんにちは!
広島大学教育学部1年の堀邊隆晴です!
7月18日、19日の2日間の日程で行った「2020年度第3回研修」の報告をしたいと思います!👏
前回に引き続き、今回の研修もオンラインでの開催となりました。
第3回研修のねらい
■参加者が子どもと打ち解けるための知識と技術を身に付ける
■参加者が目標設定の意義と方法について理解する
■参加者がモチベーションを高めるための知識と技術を身に付ける
これらのねらいをもとにしたプログラムで行いました!
はじめに
まず最初に、前回の第2回研修の振り返りをしました。
前回の研修のリフレクションで寄せられた質問に木村先生が1つずつ丁寧に答えてくださいましたよ✨
みんなメモを取りながら真剣に話を聞いていました。
「リーダーシップ」の定義は様々で、かつては集団の中の誰か1人が発揮するものという考えが主でしたが、現在はメンバー一人ひとりが発揮するものであるという考えが重視されているようです。リーダーシップは集団の1人が発揮するものだとしか思っていなかった自分にとっては新たな学びでした!
僕たち広島国際青少年協会でのリーダーという言葉の使い方は主に2種類あり、
・チームのリーダー
・自己をリードし、社会をリードするリーダー
というものです。
「リーダー」の定義は多様であることを知り、状況に応じて使い分ける必要があると学ぶことができました!
レクリエーション活動について
続いて、レクリエーション活動についての話がありました!
実際のところ、レクリエーション活動ってなんだろう?
よく考えてみると、説明するのは案外難しいことだと気付きます…。
レクリエーション活動とは、
・勉強や仕事で疲れた体をリフレッシュするための活動
・活動の楽しさとその活動を集団で行う楽しさをメンバーと共有し、集団の目的を達成しようとする行為
といった意味を持つそうです。ただ遊ぶだけじゃないんですね…。
レクリエーションをやる目的も様々です。
レクリエーションを行うときは、何のためにやるのかという目的意識を持ち、場の状況に応じたレクリエーションを考える必要があるんですね!!
実際に子どもたちとレクリエーションをするとき、一辺倒にならずに場を楽しませるにはどうすればいいかを考えるきっかけにもなりました。
目標設定
前回の研修で行われたチーム内での目標設定に引き続き、今回はチーム内での個人の目標設定を行いました!
チーム内での目標はチームのメンバー全員が共通して目指すものですが、チーム内での個人の目標は、チーム内での共通の目標に基づいて、個人で立てるものです。両方の目標を別個のものとして立てるのではなく、関連させて考える必要があります。
まず、目標設定の意義と方法の説明がありました。みんながイメージしやすいように工夫されていて、とても分かりやすかったです。
事前に集められたアンケートによると、目標設定のモチベーションが湧かない理由として、「どうせ目標なんて立ててもしょうがない」「達成できない目標を立ててしまい、達成できなくてモチベーションが下がる」といった声が挙がっていました。実際自分も、「目標を立てても思い通りに行かないしなぁ」と思っていました。
これらの悩みに対し、解決策を1つずつ丁寧に話してくれました✨
このレクチャーを通して、目標設定する上で
ゴールとプロセスを明確にして、理想状態をイメージすることが大事だと分かりました。
レクチャーの後は、実際に個人目標を考えました。
苦戦しながらも、みんな真剣に取り組んでいましたよ!
目標を設定しようとしても、思い通りにいかないこともあると思います。自分にあった目標を設定できるようになるには試行錯誤を繰り返すことが重要だと思い、長期的に質を高めていきたいと思いました!
モチベーションマジック
1日目最後のプログラムでは、モチベーションマジックを行いました!
モチベーションマジックとは、
“モチベーションマジシャン”として、他の人のモチベーションの悩みを解決する課題解決ゲームのことです。
グループになって、一人ひとりが持ち寄った、モチベーションに関する悩みに対して、解決策を考え、発表し合いました!人の悩みに対して真剣に考え、「その方法いいね!」と言われたときは、とても嬉しかったです!
最後にはグループの中で一番人の悩みを解決するのに貢献した人である、モチベーターをグループで指名しました。
モチベーターに選ばれた子によると、
人の悩みをポジティブな側面から捉えることがコツだそうです😊
まとめでは、人のモチベーションに関する悩みや悩みに対する解決策の共通点から、モチベーションを上げる方法を考えました。
モチベーションを高め、充実した学びを実現するためには、
自分にとっての価値の認識を深め、自分にはできるという予期が明確に形成されることが必要なんですね!これらのことを意識してモチベーションを高めていきたいですね!
これからの時代を生きる子どもたちに求められる資質・能力
教育の変化、価値感の多様化に触れた上で、
これからの時代を生きる子どもたちに求められる資質・能力は何かを考えました。
時代の変化に伴い、社会が必要とする人材も変化しています。そして、社会の変化に合わせて、学校教育も大きく変化しています。
大学入試もこれまでの知識、思考力・読解力を問う形式から、思考力、主体性を求める形式へと転換しようとする動きが見られます。
また、社会において、ますます価値感の多様化が進んでいます。その一例として、ランドセルの色を見ると、かつて男子は黒色、女子は赤色が一般的でしたが、最近では様々な色が使われています。
VUCA(不安定、不確実、複雑、曖昧)な社会において、自分たちに求められている能力・資質は何でしょうか?
これからの社会において必要とされている能力・資質を大樹に見立てて説明してくださいました😊
目まぐるしく変化する社会に対し、不安に思うのではなく、自分には何ができるのかを模索し続けることが大切なのではないでしょうか。状況に応じた判断・行動をするために、主体的に学ぶ姿勢を持ち続けたいですね!
ケーススタディ
最後のプログラムでは、ケーススタディをやりました!!
ケーススタディとは、課題解決のプロセスをケースを通じて疑似体験するというものです。
自分たちが子どもたちと関わる中で実際に起こりうるケースを題材に、自分なりの解決策を考えました。
解決策を考えるのが難しく、みんなかなり苦戦しているようでした💦
その後、ケーススタディの意義とアプローチに関する説明を聞きました。
課題解決のためには、見えるゾーンを正確に考えた上で、見えないゾーンを徹底的に考えること。そして、他に原因はないだろうか、見落としてはいないだろうかと考えること。つまり、広く、深く考えることが重要だと分かりました。そのためには、論理的に考えを構築することが必要なんですね!
壁にぶつかったとき、1つの方向からではなく、多方向から解決に向けたアプローチをしていきたいと思いました。
研修を通して
今回の研修は、非常に内容が濃く、有意義なものでした!
特に、プログラムの中で、自分たちは場面に応じた柔軟な判断力が必要とされていることが分かり、その力を養うためにどうすればいいのかということを考えることができました。
問題に対し、解決法を1つと断定するのではなく、
複数の視点から問題を見て、他の解決法がないか模索することで柔軟な判断力を身につけることができるのではないでしょうか。
また、今回の第3回研修から、大学1年生が運営に関わっていましたよ!しっかりと仕事をこなしていて、本当にすごいと思いました✨
運営に携わった方、研修に参加した方、2日間お疲れさまでした。
研修をしっかり振り返って、自分の学びに生かしていきましょう!